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家づくりの打ち合わせをしていると色んなことに悩みますよね、、、。
・リビングの広さはどれくらいにしようかな、、、
・床の色は何色にしようかな、、、。
・屋根の材質は何にしようかな、、、。
悩みは尽きません。
その中でも
エアコンのコンセントの位置って割りと目立つし、変な場所につけたくない!
実際、コンセントの位置で悩まれる方はかなり多いです。
私はハウスメーカーで15年以上、現場監督として勤務しております。
今まで、延べ1000棟以上のお客様を引き渡してきました。
1級建築士、1級施工管理技士、宅建士、インテリアコーディネーターの資格を持っております。
エアコンのコンセント位置で質問を受ける時に多いのが
なるべくエアコンのコンセント位置を目立たせたくない、エアコンの上につけるのが一番良いのでは?
という質問。
エアコンの上部(壁、天井)は絶対にオススメしません!
この記事ではエアコンのコンセントの最適な位置について理由も含めてご説明させて頂きます。
また、コンセント以外にもエアコンの計画で気をつけるべきポイントもお伝え致します。
エアコンは普通の家電ではなく、家づくりにおいては変更の効かない重要な物になります。
是非、最後までお付き合いください。
エアコンのコンセントと同じくらい大事なのがエアコンの室外機を置く場所です。
- 水道配管のマスの上に室外機が計画されてしまった、、、
- お隣さんの外壁に室外機の風が当たってしまいクレームに、、、
- エアコンと室外機の位置が離れすぎてしまいエアコンの効率が悪い、、、
家の計画と平行して外構計画も進めるようにしましょう。
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エアコンの上部は絶対ダメ
まず、これだけはお伝えさせてください。
エアコンの上部にコンセントを計画するのはやめましょう!
えっ、なんで、、、。インスタとかでもオシャレなエアコンのコンセント位置ってことでよく紹介されているのに、、、。
エアコンのコンセント位置でお客様からの要望が一番多いのはエアコンの上(天井や壁)に設置してほしいという内容です。
結論から言うと、全くオススメ出来ません。
・コンセントに埃が溜まり、火災につながる恐れがある
・新しくエアコンを買い替えたい時に設置出来ない可能性がある
順に説明していきます。
まずは第一にこれが理由です。
エアコンの上部は空気の吸い込み口があります。
エアコンは上部から空気を吸い込み、正面から空気を吐き出しています。
エアコンのフィルターを掃除する時ってエアコンの上部を掃除しますよね。
フィルターを掃除すると埃がいっぱい溜まってる、、、。
エアコンの上部は埃を含んだ空気を吸い込みやすくなってます。
その為、コンセント付近にも埃が溜まりがち。
コンセントに埃が溜まるとトラッキング現象という火災の原因になります。
トラッキング現象とは
長い間、差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間にはホコリがたまりがち。
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そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。
その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道をつくります。
やがてはそこから放電をおこし、発火。これがトラッキング現象です。
特にエアコンの上部はコンセントの差込口が見えにくい場所なので埃が溜まっていても気づかないことが多い、、、
コンセントは目立たなくなりますが、埃で汚れていることに気づかなくなってしまいます。
エアコンコンセントを天井づけにするのは、より一層危険です。
エアコンのコンセントって結構、重さがあります。
新築時は問題ないですが、年数が経ってくるとコンセントの重みで差し込み口が緩んでくることがあります。
差し込み口が緩んでくると、より埃が溜まりトラッキング現象の原因になりやすくなる、、、。
天井付けは見た目はオシャレですが数年後に後悔します。絶対にやめましょう。
家の見た目ももちろん大事ですが、それ以上に火災のリスクの方が重要ですよね。
エアコン上部にコンセントを設置しない方がいい理由2つ目は、新しく買い替えようとした時にサイズが合わないかもしれない、ということです。
エアコンとコンセント、エアコンの配管スリーブの関係性って結構複雑です。
配管スリーブって何?
エアコンの配管を外に出す為に外壁に開いている穴のことです。
通常はスリーブキャップという物で蓋がされてます。
(エアコンの配管の方法はスリーブを利用する露出配管と新築時に壁の中を配管する隠蔽配管があります、詳しく知りたい方は【新築エアコン工事で隠蔽配管って大丈夫!?】プロは採用しない理由を徹底解説を御覧ください)
エアコンの大きさって年々変わります。小さくコンパクトになるというよりは高機能化して大型化する方向に、、、。
特にリビングに設置するようなエアコンに関しては色んな機能が付帯されて大型化していってます。
エアコンの室内機は配管スリーブよりも高い位置で、かつコンセントより下の位置じゃないと設置出来ません。
天井高に余裕がある場合はなるべく天井付近にコンセントを計画すれば後々の買い替えにも対応出来るかもしれません。
ただ、住宅の天井高さは2.4m程度が多いので、エアコンの上部にコンセントを計画しようとすると2.3mくらいの位置にコンセントを設置することになります。
エアコンの設置位置が低すぎると見た目も悪いので配管スリーブは1.9m程度の位置に計画することが多いです。
エアコンの上にコンセントを計画すると、配管スリーブの位置はほぼ決まっちゃうってことね、、、。
なので、エアコンが大型化した時に対応出来ない。
特に最近のエアコンは高さ方向、奥行き方向に大型化する傾向があるので、よりコンセントが差しにくくなる、、。
後々の買い替えのことも考えるとエアコン上部のコンセント設置は全くオススメ出来ません。
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エアコンの横にコンセントを計画するのがベスト
エアコン上部にコンセントは良くない、ってことはわかった。
じゃあ、どこに計画するのがいいの?
エアコンコンセント位置の最適解はエアコンの横です。
・将来的な買い替えに対応しやすい
・見た目もスッキリしてオシャレ
エアコンの横幅は80センチ程度を想定しておけば充分です。
エアコンは高さ方向や奥行きは大型化しがちですが、横幅はほぼ一定です。
横幅が80センチとして計画すればほぼ間違いなくエアコンは収まります。
高さ方向のエアコンの移動は制約が多いですが、横方向に関しては自由が効きやすいです。
エアコンで配管スリーブが隠れる程度であれば横方向の移動は可能です
なるべくコンセントをすっきり見せたい、と誰もが思いますよね。
特に、配線がダラーンと垂れ下がった状態はカッコ悪い。
エアコンの横にコンセントを計画すると配線が垂れ下がらず見た目がスッキリします。
エアコンに付属している配線コードの長さはエアコンの見えない箇所に収納出来ます。
なので、なるべくコンセントに寄せてエアコンを設置することで配線が見えてこなくてスッキリとした納まりに出来ます。
また、エアコンコンセントはエアコンの左右どちらにでも計画可能なので、普段いる場所から見えにくい位置に設置することが出来ます。
エアコンの下にコンセントを計画する時の注意点
エアコンの横に窓があってコンセントが計画出来ない、、、。
エアコンの横にコンセントを計画したいけど、どうしても出来ない場合もあります。
間取り上、どうしてもエアコンの左右に余裕がないことも、、、。
そんな時はエアコンの下にコンセントを計画するしかありません。
エアコン下に計画する時はなるべく高い位置にコンセントを設置して配線の余長を短くしましょう
結論から言うと、天井から45センチ下がったところをコンセントの上端になるように計画しましょう。
理由としては
天井から10センチ開けてエアコンを設置、エアコンの高さがおよそ30センチ程度なのでエアコンの下端から5センチ程度は離してコンセントを計画する、という考えです。
天井高が2400の部屋だとコンセント中心高さは1900となります。
エアコンの大きさによって多少変わりますので注意が必要です。
新築のエアコン計画で大事なこと 外構にも注意しましょう
エアコンのコンセントをスッキリ見せる方法はわかったけど、他にエアコンの計画で気にすることってない?
エアコンの計画は室内機だけではありません。
室外機を設置する場所にも注意しましょう
室外機の計画と大きく関わるのが外構計画です。
・室外機を設置した場所にウッドデッキを計画することになって室外機を動かして費用が発生した
・室外機の設置位置と水道配管の蓋が被ってしまい、配管の移設費用が掛かった
・室外機を設置した場所でお隣さんからクレームがあり、外構でフェンスをつける費用が掛かった
などなど、エアコン室外機と外構をめぐるトラブルって結構多いんです。
外構計画を早めに考えておくことが重要です
営業からは外構はあとから考えたら大丈夫、って言われているけど、、、。
営業や設計士は打ち合わせではまず、家に集中してほしいので「外構はあとからにしましょう」と言ってきます。
また、家本体に費用を使ってもらった方が彼らとしては売上につながるので、まずは家の打ち合わせを入念にする、という住宅メーカーもあります。
でも
あとから外構計画を変更しようと思っても、家の計画が決まっていると難しいことが多い。家づくりと平行して外構も考えるべきです。
そうは言っても、外構業者の探し方がわからない、、、。ハウスメーカーから紹介された外構業者は値段が高くて、、、。
ハウスメーカーから紹介された外構業者には中間マージンが含まれているから見積もりが高くなりがち。また、ハウスメーカーの外構はデザイン力が劣るという話も多いです。
外構業者の選び方を知りたい方は【失敗しない外構業者の探し方】後悔しない新築には早めの外構計画が重要をご覧ください。
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ハウスメーカーから外構業者の見積もりをもらったけど、この金額が妥当かどうかわからない、、、。それと、外構のプランもイマイチだし、、、。
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家づくりは多くの方にとって一生に一度の大きな買い物です。
悩みが多くて嫌になってしまうこともあるかと思いますが、こうやって悩めるのも今だけ。
あとからではどうしようもないことが多いです。
是非、一緒に後悔のない家づくりを進めていきましょう。