もうすぐ引き渡し、楽しみにして家を見に行ったら色んなところに傷がついてる、、、。こんなに傷がついてるのって私の家だけ、、、?
わざわざ傷を見つけに家を見に行ったわけでもなく、単純に出来上がりを楽しみにしていったのに、傷ばっかりが目につく、、、。
これでは新築の喜びも半減ですよね。
特に思うのが
こんなに傷がついてるのって我が家だけ?
多くの人にとって新築を建てることなんて一生に一度あるかないかのことなので基準がわからない、、、。
私は住宅メーカーで15年以上現場監督として勤務しております。延べ1000棟以上のお客様の引き渡しに携わっております。
1級建築士、1級施工管理技士、宅建士、インテリアコーディネーターの資格を持っております。
せっかくの新築に傷がついていると本当に残念ですよね、、、。
しかも、今まで住宅会社探しから土地探し、打ち合わせ、工事中と色んなことがあってようやく引き渡し、と思った矢先にこんなにいっぱいの傷を見つけてしまうとやるせなくなります。
そんな想いをもったお客様を今まで数え切れないほど見てきました、、、。
工事に入っている業者さんはわざと傷をつけてしまうわけではないのですが、どうしても傷がついてしまうこともあります。
この記事を読んでいただくと
- 新築の家に傷がつく理由
- どうやって住宅メーカーに対応してもらえばいいのか
- 他にも今後注意したほうがいいこと
がわかります。
是非、最後までお付き合いいただければありがたいです。
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新築の家に傷がつく理由 3つ
現場に入っている業者さんは傷をつけたくてつけているわけではありません。
じゃあ、なぜこんなにも傷がついてしまうの?
新築の家で傷がついてしまう理由は3つです。
- 現場の整理整頓が出来ていない
- 作業後の養生が出来ていない
- 作業の順序が間違っている
どれをとっても住宅メーカーの管理に理由があります。言い訳は出来ません。
1つ目は現場の整理整頓です。
そんなの関係あるの、、、?確かに工事途中に家を見に行ったけど、いつもゴミが置きっぱなしだったり工事現場が荒れていたけど、、、。
新築の傷の多さと現場の整理整頓が出来ていないことは切っても切れない関係です。
整理整頓されていないと、必要な材料がどこにあるかわからず無駄に材料を動かすことが多くなり、そうこうしている間に材料に傷がついてしまうことも。
他にも、掃除がされていないと木くずが色んなところに落ちてしまってそれが擦れて床に傷がついたりします。
せっかく床に傷がつかないように養生紙で覆っていても養生紙とフロアの間に傷がついていたら全く意味がありません。
この場合はフロアに擦れたような傷が出来ます。
作業の後にしっかりと養生がされていないと傷がつきます。
養生ってどういう意味?
養生とは取り付けた部材に傷がつかないように厚手の紙やダンボールなどで床材や枠材を覆うことです。
例えば
- フロアは床材を貼った直後に養生をする
- 枠材は取り付けた直後に専用の養生材で覆う
- 建具なども工事の最後まで養生をつけておく
このように正しく養生をすることによって新築の傷は防げることが多いです。
じゃあ、私の家は養生していなかったってこと、、、?
その可能性はあります。
床材などはすぐ目につくので養生されていると思いますが
枠や建具などは作業スピード優先で養生しないまま工事を進めてしまうこともあります。
私の経験上、夜遅くまで現場作業していたり、休日も仕事をしているような現場では工期を急いでいたりで養生が疎かになっていることが多いです。
- 異常にフロアの凹みキズが多かったり
- 枠の腰ぐらいの高さに傷が多かったり
- 建具の角に傷がついていたり
というのは養生が不十分だった可能性が多い。
フロアは通常、2〜3列貼るたびに養生をします。
急いでいたりする場合は全てフロアを貼ったあとに養生をする大工もいるのでフロア施工中に傷をつけてしまいます。
また建具枠に関しては職人さんが付けている腰袋(工具などをいれる腰につけるウエストポーチみたいなの)の高さくらいに傷がついていることも多いです。
せめて腰の高さくらいには枠の養生をするべきです。
最後は「作業の順序が守られていない」です。
作業の順番が守られていないと傷がついたり、作業が雑になる可能性が高いです。
例えば
本来は大工工事が終わってからクロス工事、クロス工事が終わってから電気、水道工事、電気、水道工事が終わってから清掃、という流れです。
これが、どこかの業者の仕事が遅れて作業同士が被ってしまうことがあります。
大工工事をしているのにクロス業者がクロスを貼りはじめたり、
電気業者が照明器具を取り付けているのに清掃業者が清掃していたり、、、。
など現場がカオス状態になります。
当然、こんな状態ではまともに作業が出来ずにあちこちに傷が出来ます。
場合によっては清掃が終わってからも現場で作業していたり、、、なんてことも。
傷に対するハウスメーカー・工務店の対応は!?
新築現場に傷がつく理由はわかった、、、。じゃあ、一体ハウスメーカーや工務店はどんな対応してくれるの?
ハウスメーカーや工務店などの住宅会社によって考え方は様々です。
住宅会社によっては傷に関しては多少はしょうがない、ということで対応してもらえないことも、、、。
ただ、多くの場合お客様から指摘があれば何かしらの対応をすることが多いです。代表的なものをあげさせていただくと
- 補修業者による補修
- 交換可能な部材であれば交換
- 何かしらのお詫び、、、
順に説明させていただきます。
大抵の住宅会社であれば補修を提案します。
補修ってどんなもの?きれいに直るの、、、?
補修というのは専用の樹脂を傷の箇所に埋めて目立ちにくくすることです。
その他にも色んな方法がありますが8割くらいはこの方法です。
業者の腕によって仕上がりがピンキリです。補修した跡がはっきり目立つようであれば業者を変えてもらうことも必要です。
腕の悪い業者だと、簡単に取れるようなパテ(クレヨンのような柔らかい素材)で埋めることもあります。当然ながらそんなパテはすぐに取れます。
キレイに直してくれる業者であればどこに傷があったかわからないくらいのレベルで直してくれます。
どこに傷があったの?とお客様から聞かれることも珍しくありません。
交換が出来る部材であれば交換対応してもらいましょう。
交換出来る部材とは、他の部材と接続されておらず独立した部材。
このような独立した部材は交換対応してもらえることもあるので一度話をしてみても良いと思います。
- 簡単に取り外せる棚板
- キッチンの引き出し
- 手摺など
逆に、住宅の場合交換しないほうが仕上がりがキレイな部材も多いです。
というのも、交換する際に他の部材を傷つけてしまったり、交換することで用途的に不具合を起こすことがあるため。
代表的なのが
- フロア
- ドア枠
- 窓枠 など
例えばフロアの場合は一枚だけ交換、というのが出来ません。フロアは互いに凹凸になった材料が組み合わさって施工されているので交換するならその部屋全部めくらないといけない、ということに、、、。
聞いただけで嫌、、、。他のところにも傷がつきそう、、、。
お気持ち的には傷がついたところは交換してほしい、、、というのはわかりますが交換しないほうが家の為には良いことも多いです。
最終、どういった方法でもお客様がご納得されない場合はお詫びの品を渡したり、サービスでオプション工事を付けたりすることもあります。
最後の手段です、、、。
よっぽどじゃないと、この選択肢はとることはないですが、、、。
補修が出来ないような大きな傷、かつ交換が不可能な部材は出来る限りの補修をさせていただいた後にお客様に確認していただいて、ご納得されなければ何かしらのお詫びをすることがあります。
通常の工事をしていればこのような大きな傷がつくことはありません。
何かしらの工事管理不足です、、、。
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新築の傷に対するお客様のよくある質問
ほとんどの人にとって新築を建てるのは初めての経験です。
傷の補修についてわからないことだらけ、、、。色々質問させてほしい。。。
ですよね、ハウスメーカーの担当者は簡単に補修って言いますがわからないことだらけ、、、。
補修に関してよくある質問に答えさせていただきます。
よく聞かれる質問の筆頭です。
こんなにいっぱい傷があるなんて、ひょっとして私の家だけ!?手抜きをされた?
この気持ち、本当によくわかります。
他の家の仕上がりなんて見たことないですもんね。
傷の数が多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれですが、あえて基準をお伝えするなら、、。1軒の家で50箇所を超えるような傷の箇所があるようなら多いかな、、、というイメージです。
完成の検査を今までに1000現場以上、自分の担当ではない現場も含めると3000現場はチェックしてきております。
30坪くらいの家であればトータルで50箇所までであれば言い方は悪いですが「よくあるぐらいの傷かな」という感じです。
傷の個数が
- 0〜20くらい→キレイな現場
- 20箇所〜50箇所くらい→普通の現場
- 50箇所を超える→傷が多いかな、という現場
ざっくりこんなイメージです。
気付かない傷があったり、住んでから傷がついてしまったらどうしたらいいの?そのままにしておくと家の為に良くないの?
これもよくある質問です。
何となく、傷口を放っておくと良くない気がしますもんね。
結論から言うと、99%問題ありません。
フロアに傷がついていてそこから水が浸透して、、、。と心配されるのもわかりますがよっぽど大きな傷では無い限り問題ありません。
フロア材、枠材に使われている木材は含水率(材料にどれだけ水分を含んでいるのか)が15%以下と小さい部材です。
水回りのように常に水が掛かる恐れのある場所のえぐれたような傷では無い限り、それ以上傷が進行することはありません。
単純に見た目の問題です。
補修業者の腕は本当にピンキリです。
下手な人に当たってしまうと素人でもひと目でわかるくらいのクオリティにしか補修出来ない人もいます。
その場合は別の業者でやり直してもらいましょう。
上手な人に補修してもらうと、全くわかりません。安心してください。
ただし、傷の種類によっては完全には直りきらないことも。
目立つ傷は補修しやすいですが、うっすらとした傷は逆に直しにくいです。
ある角度から見ると傷がわかる、というような状態が一番直しにくい、、、。
また、状況によっては後から補修した箇所が目立ってくることもあります。
下地の木材が動くことでパテが浮いてきたり、日当たりの良い箇所だと補修材は日焼けせず、周りの木材だけ日焼けするので傷の箇所が浮いて見えたり、、、。
多くの方はお住まいになられてから傷がついてたことを忘れがちなので気付かれませんが、見る人が見ればわかります、、、。
ハウスメーカー・工務店に傷の指摘をしましょう
ハウスメーカーに傷の指摘をしてもいいの、、、?せっかく今まで良い関係でやってきたのが雰囲気が悪くなりそう。
今まで土地選び、間取り決め、内装の相談等をしてきた営業担当者や工事をしてくれた大工さんに難癖をつけるみたいで言いにくい、という方もいらっしゃいます。
全く気にすることはありません、気になったことは指摘しましょう。
むしろ気になることを心に秘めたままお引渡しになるほうがハウスメーカーとしては迷惑です。
施主検査に立ち会われたほぼ全ての方が傷やクロスの隙間など何かしらの指摘をされてます。
床に這いつくばって傷を探したり、、とか極端なことをされると困りますが普通に家の完成を見て気になったことは伝えるべきです。
ハウスメーカー・工務店に対して不安、、。他の工事は大丈夫?
完成時の傷の多さを見て不安になるのは当然のことです。
こんなの見てしまうと目に見えない部分はしっかりと工事がされていたのか不安になってしまう、、、。
こんな気持ちになってしまいますよね、、、。
心配であれば今までの工事写真や検査リストなどを見せてもらいましょう。
「信頼回復」とまではいかないでしょうが、気持ち的には少しは納まるかと、、、。
ひとつ、こういったことが起こると、今後の工事においても不安が拭えない状態になってませんか、、、?
このハウスメーカーさんに外構もお願いしたけど、本当に大丈夫?雑な工事とかにならないかな、、、?
工事は既に終盤、と言えどもまだ外構工事が残ってる。
外構工事はハウスメーカーや工務店が中間マージンを取っているから見積りが高くなりがち。。。
外構では絶対に数社から相見積もりをしてもらうのがオススメです。
外構業者によって見積り金額に大きな差があります。
そんなこと言っても、もう外構業者も決めてるし、、、。今さら、外構業者に断りを入れにくい、、、。
ハウスメーカーや工務店から外構業者を紹介されたり、元々外構業者が決まっていた、というケースが多いですが、本当にその業者で大丈夫ですか?
紹介された外構業者を断ってもいいのかな、、と心配な方は【ハウスメーカーの外構は断らないと損!?】メリット、デメリットを徹底解説をご覧ください。
ハウスメーカーや工務店の外構業者について徹底的に解説してます。
【ハウスメーカーの外構は断るのはアリ!?】メリット、デメリットを徹底解説家づくりも終盤です。あと少しで長かった家づくりも終わりを迎えます。
ただ、最後に外構工事に気を抜いてしまって後悔する人が多いのも事実。
新築に傷がいっぱいあって落ち込む気持ちもよくわかります。ハウスメーカーや工務店にまずはあなたの気持ちを伝えましょう。
きっと、お客様の気持ちを汲み取ってくれると思います。
一生に一度の家づくり、後悔のないようにしましょう!
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