新築でのご近所トラブル防止 打ち合わせの注意4選


家の計画は順調に進んでいますか?

プランを考えている時とか、どんな部屋にしようかな〜と思いを膨らませている時に

つい見落としてしまいがちなのが、、、

 わたし
 わたし

ご近所の迷惑になるような家になってないか、これ重要やで

そうなんです、せっかく住みやすい家を計画して気分良く暮らしているのにちょっとした近隣への配慮を忘れていたために近所とトラブルになる、実はちょいちょいあります。

今回はそんな、家を建てた後に近所の方々とのトラブルを避けたい、という方の為に

よくあるご近所トラブルを例にあげて、どんな計画にするのがオススメなのかをお伝えしたいと思います。

エアコンの室外機の位置

よくあるトラブル事例 一番多いのがこれです。

エアコン、またはエコキュートなどのヒートポンプ系の室外機の位置です。

 お客様
 お客様

そんなこと言ったって、エアコンなんて各部屋に置くし、いちいち気を遣ってられへんわ〜

分かります、そうですよね。間取りや家の計画でいっぱいいっぱいやのに、室外機のことまで頭がまわらへん、っていうのは当然やと思います。

 わたし
 わたし

でも実際、室外機からの騒音で眠れへん、とか頭が痛くなるというクレームは多いし、室外機からの温風で植木が枯れてしまった、っていう苦情もあんねん

なので、ここで提案したいのは室外機の位置を最優先にしなくてもいいけど、もし可能であればちょっとでも配慮できるように計画する、ということです

室外機の位置の優先順位としては

  1. 自宅の庭や駐車場に設置
  2. 隣地と極力離れた場所に設置
  3. どうしても隣地に接した所に設置する場合は防音ゴムや、風向板を室外機に設置

です。

自宅の庭や駐車場に設置

これはまず第一優先で考える場所です。近所の方に迷惑にならないように庭や駐車場に向けて設置です。

2階のエアコンであればベランダに設置するのをオススメします。

エアコンの室内機と室外機の距離が遠くなればなるほどエアコンの効率は落ちます

およそ7mくらいまでが室内機と室外機の距離の目安です

なので、近隣配慮にもなりますし、2階のエアコンは極力ベランダにつける、もしくは

自分の家の外壁に専用の金具でつけるのが良いと思います。

隣地と極力離れた場所

これはみなさんの家の配置計画を考える時に隣地との境界と一番離れた位置に計画する、ということです。

最低でも境界から1.5mくらい離れた場所に設置出来ればエアコン室外機の温風の影響は軽減されます。

ただし、振動音は相手方の家の間取りにより気になることがあるので注意が必要です。

室外機を置くところが相手のリビングに面していたり、寝室に面しているとトラブルの元になるかもしれないので要注意です

どうしてもしょうがない場合、防音ゴムや風向板を設置

お客様
お客様

うちの家の場合、どうやってもお隣さんに迷惑かけてしまいそうやわ〜

ですよね。間取りや敷地条件によってはどうしようもないこともあります。

そんな時は最大限の配慮をしていれば、普通の方ならトラブルになりません。

防音ゴムというのはエアコンやエコキュートの室外機の台の下部に取り付ける振動を抑えるゴムです。

もちろん、完璧に振動音がなくなるわけではないですが、ある程度軽減してくれるので取り付けるのをオススメします。

また、温風で植木をからしてしまう、とか花が萎れてしまう、というのを防ぐ為に風向板というのがあります。室外機からでる風の向きを変えるものになるのでそのような場合は取り付けてみてもいいと思います。1万円掛からないくらいで取り付けれます。

窓の位置が隣の家と被っている、、、

これもたまにお聞きする事例です。

 お隣さん
 お隣さん

あなた達の家が建ったから視線が気になって、我が家のリビングでのんびりくつろげへんやんか〜

というやつですね。

これは後から建てる側が配慮しなくてはいけない問題です。

新築を計画する際に、周囲の家の窓の位置をしっかりと把握して計画しないといけません。

大抵の場合、ご近所の間取りと自分の家の間取りというのは方角的に同じことが多いので

同じような間取りの配置になることが多いです。

そのため、1階部分でいうと上記のようなことが起こりにくいですが、

庭で過ごしたりすることが多いようであれば相手の窓の位置に配慮して塀を建てるなどの工夫は必要かと思われます。

また、2階部分は窓の位置が被りやすいです。バルコニーに面した掃き出しサッシとこちらがわの北側に面した部屋の腰高の窓、など割と注意が必要です。

また、民法では敷地境界から1m未満の距離に他人の宅地を見通すことが出来る窓を設置する際は目隠しをすることを義務づけています。

敷地が狭く、隣地との間に距離がとりにくい場合は相手側から何か言われる前に事前に目隠しを設置するといった配慮をしたほうがトラブルは防げます。

 わたし
 わたし

言われてから目隠しを設置するより、先に計画しておいて相手に伝えといた方がお互い気持ちが楽やと思うで。

雪止め設置

3つめはこれです。

 お隣さん
 お隣さん

あんたの所の雪がうちの敷地に落ちてきて危ないやんか〜、雪止め設置し〜や

そうなんです。地域的には不要な所もありますが、雪が1年に1回でも降る地域は必要かと思います。

雪止めって何?って方もいらっしゃると思います。

雪止めとは屋根の先っちょのほうに金具を取り付けて屋根に積もった雪をちょっとずつ落とすための物です

屋根に積もった雪がドサッと落ちることを防ぐ、という用途です。

 わたし
 わたし

実際、取り付けてないと大量の雪が隣地に落ちたり、自分の敷地内に落ちることもあるので危ないで!トラブル防止というよりも、命の為につけたほうがいい!

ということになります。

隣地や自分の敷地だけでなく、前面の道路に雪が落ちてしまうこともあります。

道路の通行人にとっても危ないので全方向に雪止めは取り付けたほうがいいです。

どんな種類の屋根材であってもとりつけることが出来ます。

瓦、スレート、鋼板、太陽光パネル、どういった屋根材でもそれ専用の雪止め部材があるので

是非取り付けすることをオススメします。

外壁の色

お客様
お客様

自分の家の外壁の色ぐらい、思うようにしたいんですが、、、

わかります。普通の悪目立ちしない外壁なら問題ないです。

ここで問題になるのは派手な外壁の色です。

オレンジ、水色、青、緑、など今まで色んな家の外壁に携わりましたが、近くに家が建っていないような立地条件なら問題ないです

近くに家が建っている場合は自分の家の外壁に反射した光がご近所に届きます。

家の中がオレンジや水色の光に包まれるって嫌ですよね。

自分はこの派手な色が好きなんや〜、自分の家なんやから好きにさせてくれ〜、という気持ちもわからなくはないですがご近所に迷惑を掛けないようにしましょう。

実際、新築の家で奇抜な外壁にしたお家が近所からクレームを受けて再度塗装しなおした、という事例もありますので気をつけましょう。

まとめ

ご近所トラブル、地域によってはけっこうあります。

せっかく新築住宅を建ててこれから「さあ、新築ライフはじめるよ」という時に

 お隣さん
 お隣さん

ちょっと〜、どんな家建ててんねん〜!

なんていうクレーム受けたくないですよね。

建ててからそれらに対応するのって結構大変です。

土地を決める際に周りのお家を見て、室外機に気をつかってるな〜、とか、雪止め金具つかっているな〜、とかは確認しておいたほうがいいと思います。

大抵、近隣の方でクレームを言ってくる方というのは

 お隣さん
 お隣さん

私は近所にこれだけ気を遣っているのになんで、あんたは気を遣えへんのよ〜

という心理の方が多いです。(中には自分のことを棚に上げて言いたいことを言ってくる人もいますが、、、。そういう方は近所でも浮いていることが多いです。あまり相手しないほうがいいです)

以上、4つのことを気にかけていただければ大きい問題は大抵クリア出来ます。

これから長く住む家です。自分たちが快適に生活する為に周りの方々に最低限の気を遣ってみても損はしないと思います。

以上、家造りについて少しでも役にたっていただければ嬉しいです。

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