地鎮祭も終わり、いよいよ工事着工かー
という時期、
気になりだすのが
現場監督どんな人やろ〜、親切に対応してくれるかな〜
これですよね、気になりますよね?
この記事を読んでいただくと、現場監督への不安を少しでも解消していただけるかと思います。
現場監督若いけど大丈夫?
よくあるのがこれです
我が家の現場監督、めっちゃ若いやん!大丈夫?しっかり管理してくれんの?
まずは不安になりますよね、大丈夫なのかと
職人にしっかり指示してくれるんかと
我が家の仕様をしっかり理解してくれてるんかと
工事に関することわかってるんかと
私達の質問にしっかり答えてくれるんかと、、。
ぜーんぶひっくるめてお答えします
大丈夫、なんの問題もない。むしろ若い監督の方がお客様の気持ちに寄り添えるんちゃう
こうなります。
そうです、若いからと言って特に問題ありません。
若い監督やけど問題ない理由 業者指導
とはいっても、業者さんたち、監督が若いと工事も適当になるんちゃうん?
と、心配ですよね。
でも業者さん達はそれを生業としているプロです。
監督が若いから、といって手を抜いて、後で見つかって痛い目にあうのは自分、と重々わかってます。
彼らとて、いい加減な仕事をして、あとで余計な手間が増えるのは避けたい所。
これは監督が若かろうが、ベテランであろうが一緒です。
また、若い監督の現場というのはその上司が割と頻繁に顔を出すことが多いです
そのため、いい加減な仕事をしてたり、現場が散らかっていたりすると
ははーん、この職人は監督によって態度や仕事を変えるんか〜。
今後の付き合い、考えていかなあかんな〜。
と思われるのを恐れて余計にシャキッと仕事をしてくれることもあります。
なので、職人の指導、というのは若くても全く問題ないです。
若い監督でも大丈夫 仕様や工事の知識について
経験が浅く、図面上や資料では知っていても実際にその物を見たことがない、
若い監督にはあるあるです。
でも、それって裏を返せば見たこともない物を管理、把握するために結構事前に色んな事を調べるものです。
若いから、経験が少ないから、知らないことが多いのは当たり前。ただ、そのギャップを埋めようと努力しているかが大事だと思います。
もし、あなたが監督に何かを質問した時
調べながらでも答えてくれる、もしくは「今、即答することが出来ないのでしっかり調べていつまでにお答えします」と答えてくれるなら何か問題があるでしょうか?
むしろ、ベテランの監督の方が自分の長年の思い込みで答えてたり、お客様の意図を汲み違えて変な回答することもあるで〜
ただ、ここで質問に対していい加減な回答をするなら要注意
「〜だと思いますよ」とか「〇〇だった気がします」などその場を逃げ切ろうとする感が出てる場合は
若いから、経験が浅いから、というわけではなく職業人として責任を果たせてないと私は思います。
なので、若い、という理由で知らないことが多いのは特に問題ありません。
施工マニュアルというのはどの住宅会社もありますし、職人もそれを見ながら工事を進めるものなので特に心配いりません
それでも、
あなたのお家の現場監督が若い、頼りない、と感じるのであれば何か質問する時、答えを求める時に即答を求めないことです
〇〇について聞きたいんですが、一度会社の方々と検討していただけますか?
と、伝えてみてください。
若い監督はお客様から何か聞かれたら答えようとしてしまうものです。
先程の「即答出来ないから、調べてからお伝えします」という言葉がパッと出てこなくて、何か答えなきゃいけない、と思ってしまう監督もいます。
そこのプレッシャー、少し和らげていただけると幸いです
施主やのにそんな気を遣わなあかんのか〜い
と、感じられるのはごもっとも。
でも、いい家を作るためにちょっとだけお付き合いください。
若い監督って、一生懸命やってくれます。
建築士の資格持ってない監督やけど大丈夫!?
これもよく聞く話ですよね
結論から言うと
実務的には全く問題ない、でも資格をとろうと励んでいるかどうかで向上心のある監督かどうかがわかるで〜
と、なります。
実務的には問題ありません。現場監督が持っていないと仕事が出来ない、という資格はありません。
ただ、資格を取るように会社から奨励されることも多く、本人としてもお客様から信頼を得るために資格を取ろうと行動することがあるべき姿だとは思います。
仮にあなたのお家の現場監督が資格を持っていなかったとしても職務に何か不都合があるわけではないのでご安心を。
多くの場合、住宅会社にはマニュアルがあり、資格などのスキルがないと施工の良し悪しが判断出来ない、ということはありません。
例えば、コンクリート流し込み後、何日経ってから型枠を外すのか、といった内容は建築士の試験に出てくる物ではありますが、住宅会社でも規定がある内容です。
なので、資格を持っていなくても自社のことをよく理解している監督であれば特に問題ありません。
ただ、せっかく自分の家を担当してくれる方なら前向きに仕事に取り組んで、少しでもお客様の信頼を得ようとしてくれる人の方がいいですよね。
そういう意味では資格をとることを目指していない監督はちょっと注意、ということになります。
資格を持っていない、ではなく、取ろうとしない監督は要注意ということです。
そんなこと言っても、知識として2級建築士くらいの資格がいるんじゃないの〜
ですよね、こう思いますよね。
もちろん、あったほうがいい。でもなくても仕事は出来る。
実際、資格を持っていなくても監督としての仕事がめちゃめちゃ出来る、という人はいっぱいいます
住宅建築に関わる資格は1級建築士、2級建築士、木造建築士、1級施工管理技士、2級施工管理技士が主なものとなります。
ちなみに難易度的には
ダントツで1級建築士が難しく、その後 一級施工管理技士、2級建築士 その後ほとんど同じ位のレベルで2級施工管理技士 木造建築士 となります。
住宅建築に関わる内容としては2級建築士を持っていれば十分かと思います。
それより上位の1級関係は住宅に加え、大型施設の知識になります
なので、あなたがどうしても資格を持っている人に担当してほしい、そのほうが安心出来る、というのであれば
2級建築士以上を持っている方を希望として伝えてみるのも良いと思います。
ただ、事実として 資格=良い監督 というわけではないのでそこはご理解ください
ベテランでちょっととっつきにくい
これが一番問題だと思います。
若い監督というのは(人にもよりますが)お客様の言われたことに対して素直に受け止め、
寄り添って色々考えてくれることが多いです。
お客様の為に、何か自分に出来ることはないか?
というのを純粋な心で受けとめ、実践する。
こういう方が多い印象です。
ただ、ベテラン、年配になってくると「家を建てることが当たり前になってきている」という感覚になってる人が多いです。
そうなると、お客様の気持ちに誠実に向き合えなかったり、お客様にとっては特別なことである、「家を建てる」ということに対してあまり寄り添えなかったりします。
毎日、毎日、家を建てることを日常としており、お客様と喜びを分かちあうことが出来なくなっている。
そのせいで、お客様への対応が横柄になっていたり、適当になっていたり、というのが割と多いです。
お客様がちょっとした要望を伝えたり、変更を要求した時に
面倒くさ〜
というのが態度や表情に現れてる方には要注意。
場合によっては担当を変えてもらったほうがお互いにとって、
良いかもしれません。
ただ、ベテランの方はなんと言っても経験値があります。
ちょっと現場で職人さんが困ったことがあっても機転を効かせていい塩梅で指示を出してくれることも多いです。
今までの苦労や困ったことを活かしてどうすればキレイに仕上がるか、問題が解決出来るか、というのを処理する能力というのはやっぱり高いです。
まとめ
現場監督との相性が良くない、というのはちょいちょいあるかもしれません。
というのも、今まで家づくりというのは
営業と出会い、意気投合して契約(営業と相性が悪い、って少ないと思います)
少なからず家だけでなく、営業にも信頼をおいて契約されていると思います。
続いて設計段階。設計と相性が合う、合わないがあると思いますが、基本「家づくりの楽しさ」が勝ちます。
どんな家にしようかな〜。あれもこれもやりたいな〜。
という期待が設計との相性を吹き飛ばしてしまいます。
ただ、これが実際現場が始まると、、
ちょっとした疑問から始まり、それが不安へとつながり、現場監督への不満につながる。
設計段階では遠くに見えていた、「家を建てる」ということが
現場が始まると近くに見えてきて、近ければ近いほど細かいとこまで気付いてしまい、それに気づかない現場監督にイライラしてしまい、
この監督大丈夫?
というループに入ってしまうのは割とよくある話です。
何についても言えることですが、想像している時より実際の物のほうが歪つ(いびつ)です。
一度、ちょっと落ち着いてみましょう。
本当にその監督と相性が悪いのか、その監督の仕事振りが悪いのか。
それとも、営業、設計から聞いていた内容が現実と違い、そのことに対して現場の担当である監督にイライラしてしまっているのか。
冷静になってみて、やっぱりこの監督とは相性が悪いな、というのであれば変更してもらうことも必要かと思います。
それで家づくりが仕切り直し出来るのであればその方がお互いの為です。
ではなくて、どちらかに思い違いがあって、コミュニケーションがうまく取れていなかったというのであれば
一度、フラットな視点で現場監督を見てみましょう。
案外悪くないかも、と思えるかもしれません。
ちょっとでも現場監督に対する疑問や不安が少なくなってくれれば嬉しいです。