家づくりの基準 【窓】で選んでみては?


家づくりを始めようという方、始めたばかりの方、まず最初に悩むのは、、、

お客様
お客様

住宅メーカーや地元の工務店、選択肢がいっぱいありすぎてどうしたらいいのかわからない〜

ではないでしょうか?

そんな、家づくりを始めたばかり、もしくはこれから始めようという方に

1つの基準をお伝えしたいと思います。

 わたし
 わたし

一級建築士、一級施工管理技士の資格を持ち、住宅業界で15年以上働き、1000棟以上のお家を担当した私がお伝えします。

家づくりの基準、、、 

それは、、、

【窓】 です。

意外に思われた方も多いと思いますが、その理由を説明いたします。

快適な家の最も重要な箇所だから

まずはこれです。

家づくりをはじめた時にまずは何を気にしますか?

お客様
お客様

・聞いたことある有名住宅メーカーが良いかな?

・オシャレなお家を作っている会社が良いかな?

と思ってらっしゃる方は多いです。

でも、考えてみてください。

あなたの暮らしに「有名な住宅メーカー」というのは重要でしょうか?

必ずしもそうでないと思います。

また、オシャレな家、雰囲気のいい家、というのは大切だと思います。

ですが、

その雰囲気のいい、オシャレな家を頭の中でイメージしてください。

そこには大きな窓があって、広々として明るいリビングのイメージが浮かんできませんか?

多くの方が広くて、明るいリビング、というのは住宅に求める最も大事なことです。

ただ、明るいリビングには大きな窓が必要です。

「広い」と感じるためには、壁に囲まれた空間だけではなく、光が入ってくる窓が必要です。

 わたし
 わたし

オシャレで居心地の良い空間には【窓】が必要やで〜

そうなんです。オシャレでセンスのいい家には窓がつきものです。

そんな窓、家の快適さを大きく左右するものだと知ってましたか?

実は家の熱の出入りが一番多いところは

窓なんです

夏場に窓から侵入してくる熱は70%程です。

冬場に窓から逃げていく熱は50%程です。

YKK ホームページより

せっかくオシャレな家にしたのに夏めちゃくちゃ暑くてクーラーガンガンに使わないと過ごせないって嫌じゃないですか?

大きな窓辺にソファを置いて、くつろいで、と妄想してるのに

窓辺が暑くてソファに座ってられないのであれば家を建てた価値も半減です

冬にエアコンの暖房運転ガンガンにつけて、それに追加して石油ストーブ使わないと暖かくならない家、嫌じゃないですか?

冬に窓辺で暖かい太陽の日差しを浴びて日向ぼっこをしようとしても、

窓付近は冷気が溜まって足元めっちゃ寒かったら、くつろげませんよね。

そうなんです、窓って重要なんです。

家づくり 窓の断熱が重要な3つの理由

断熱材ほど種類が多くなくて、迷わなくて大丈夫

 お客様
 お客様

快適性で言ったら断熱材も重要やんか〜、なんで窓なん?

こういう疑問も出てきますよね。

家の断熱性、という意味では断熱材ももちろん重要です。

ただ、断熱材は種類が豊富すぎてなかなか選びきれません

やれグラスウールだの、やれウレタン断熱材だの、やれセルロースファイバーだの、

または、断熱材の種類だけでなく施工方法に関しても

外断熱なのか、充填断熱なのか、

基礎断熱なのか、床断熱なのか、

屋根断熱なのか、天井断熱なのか、

断熱材の種類、施工方法、の掛け合わせをしていくと色んな組み合わせがありすぎて断熱の沼から抜け出せなくなります。

なので、【窓】の性能である程度、住宅メーカー、工務店を絞り込むことが大事です。

窓の種類は大きく分けて3つ

  • 樹脂サッシ
  • アルミ樹脂複合サッシ
  • アルミサッシ

です。

 わたし
 わたし

樹脂サッシが間違いない選択です

また、サッシのガラスに関しては

  • トリプルガラス
  • LOW−e複層ガラス
  • 複層ガラス
  • 単板ガラス

が、主な種類です。

トリプルガラスや複層ガラスというのはガラスがサッシの中に何枚入っているか、ということです。

細かくわけるとガラスとガラスの間に乾燥空気を入れるのか、アルゴンガスなのか、クリプトンガスなのか、という話もありますが、それはまた別の機会で。

 わたし
 わたし

トリプルガラスが一番性能が良い。

ちょっと重たいけどな、、、。

サッシは断熱材と違って比較がシンプルでわかりやすいです。

かつ、家の快適さに直結するので家づくりのスタートには比較検討の基準としては最適です。

サッシの性能を表す値にはU値(ユーチ)というものが用いられます。

U値は熱貫流率というもので簡単に言うと熱の通りやすさ、になります。

U値が低い程サッシの断熱性能が良い、ということになります。

窓に力を入れてる会社=お客様想いの会社

3つ目はこれです。

窓は快適な家づくりに欠かせない要素です。

でも、家づくりのスタートの方にはそんなことわからないですよね。

お客様
お客様

あのおもしろいCMをしている住宅メーカーにまずは行ってみよう〜

とか

お客様
お客様

近所でオシャレな家を建ててた、あの工務店に行ってみよう〜

という考えをお持ちの方も多いと思います。

そうなんです、「窓」って地味なんです。

誰も家づくりの最初に「窓」に注目しないんです。

そんな「窓」という住宅の一部分にエネルギーを注いでいる住宅会社って他の部分に関してもしっかり考え抜いて家を考えている会社です。

住宅には様々な性能があります。

  • 耐震性
  • 耐久性
  • 快適性
  • 省エネ性

といった性能になります。

耐震性、耐久性ももちろん重要ですが、こういった性能に関してはどの住宅会社も大きく差がつきにくい所になります

「窓の性能」というのは快適性、省エネ性に関わってくるところになりますが、一般の方に伝わりにくい性能になります。

そのため、住宅会社は「イメージ」というのを売りに出します。

アッと目を引くCMであったり

オシャレ〜な雰囲気の家、というのを売りにします。

でもそれって本当にお客様の為なんでしょうか?

CMには高額な宣伝費が掛かります。

その源泉はお客様から頂いているお金です。

また、オシャレ〜な家に登場する大きな窓や広い吹き抜けには快適性、省エネ性が伴ってなければ

暑かったり、寒かったりでとても満足して住めません。

快適性、省エネ性の良い家というのは地味ですが、長い目でみるとそこに住む人のことを本当に考えているからこそ

必要な性能になります。

 わたし
 わたし

ということから、快適性、省エネ性に深い関わりのある「窓」に力を入れてる住宅会社は信用できると言えるで!

まとめ

家づくりのスタートって何から考えて良いのか分からないですよね

まずは基準を作って、住宅会社を数社に絞ることをオススメします。

その基準となるのが 「窓」にしっかり力を入れている会社です。

窓という地味な部分にしっかりと力を入れている会社は他の性能に関しても

手を抜くことなくお客様の為に家づくりをしていると言えます。

この記事を読んでくれた方がいい家づくりのスタートを切ってもらえると嬉しいです。

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